発達科学部人間表現学科3年生による創作舞台「A子」が、2月3日に出光佐三記念六甲台講堂で行われた。この舞台は授業の一環として行われ、シナリオから小道具まですべて学生の手で作られたもの。学生の1年間の集大成を見ようと、会場には多くの観客が訪れた。【2月22日 神戸大NEWS NET=UNN】?
舞台は、とある化粧品会社のオフィス。社員たちがそれぞれの仕事に励む中、1人仕事がうまくいかないA子は、いつしかウトウトしてしまう。ふと気がつくと、周囲の様子は一変。カラフルな洋服でくるくると踊りだす同僚、擬音で会話する女子会。オフィスに広がる不思議な世界にA子は魅了されていく。?
この舞台が「創造演習」の授業の一環として始動したのは、昨年の4月。シナリオから音楽、小道具に至るまですべてが学生による手作りだ。この舞台の広報担当である吉見紫彩さん(発達・3年)は、最初は「個性と個性がぶつかりあって大変だった」と振り返る。 ?
どういう形式にするか、ストーリーの流れは。話し合いは続いた。昨年の舞台よりも、観客との距離を縮めたい。その思いから、「日常の中に潜む非日常に触れて、芸術が身近な日常の中に潜んでいるということに気づいてもらえたら」と、「不思議の国のアリス」を題材にすることに決めた。?
その後、それぞれの得意分野を割り振り、適材適所で担当は決まっていった。結果的に、全員が納得のいく作品が出来上がったという。吉見さんは「一番やりたいことがやれたのでは」と、満足げな表情を浮かべた。
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