【東日本大震災】被災者救援に向けて 救援隊が対応協議

3月11日に発生した東日本大震災を受けて、神戸大のボランティアサークル「学生震災救援隊」のメンバーらが13日、今後の支援方針を話し合った。同団体は11日夜に先遣隊として、学生2人を宮城県名取市に派遣し、炊き出しなどの支援活動に参加している。【3月14日=神戸大NEWS NET】?

 同団体は1995年の阪神・淡路大震災を契機に発足。兵庫県内の被災者の支援を軸に、以降は中越地方や能登半島、兵庫県佐用町など大規模災害の被災地で支援活動をしてきた。?
 今回の震災発生を受け11日夜、被災地で支援活動などを行う被災地NGO恊働センター(神戸市)のメンバーらとともに、発達科学部の学生2人が出発。12日には宮城県名取市に入り、13日は同市閖上(ゆりあげ)地区で炊き出しなどの支援活動を行った。先遣隊からのリポートによると、同地区ではおよそ8000人が避難し、電気は不通。水道は一部で使用可能な状態だったため、炊き出しができたという。一行は一度、山形県米沢市に向かい、今後の支援方針について検討する模様だ。?
 一方で、神戸に残っているメンバーは13日夕、緊急の対策会議を行った。予定されていた第2陣の派遣には、現地の情報不足や福島県の原子力発電所による放射能漏れが懸念され、慎重な意見が大勢を占めた。学生らは派遣するメンバーの身の安全を考えた上で同日夜、派遣を中止。後方支援に努めることとなった。?
 学生らは今後、募金活動を中心に展開する方針を固めた。学生ボランティア支援室などを通じ、学内のボランティア団体にも協力を順次呼びかける。現在の予定では14日から20日まで、JR三ノ宮駅や芦屋駅などで平日は午後5~7時、休日は午後0~2時の間で募る予定としている。詳細は同団体(電話・FAXともにTEL078-881-4755)まで。現地での支援は、安全の確保や情報整理を経た上で改めて検討する。

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