神戸学生青年センター(神戸市灘区)が、開催中の「古本市」の売上げから100万円を、東日本大震災で被災した留学生・就学生のために寄付した。阪神・淡路大震災のとき、全国から集まった寄付を元に留学生を支援した経験から、「恩返し」にと寄付を決定した。5月15日まで開催。 【4月21日 神戸大NEWS NET=UNN】?
古本市は98年から毎年開催しており、売り上げは、兵庫県下の留学生・就学生への奨学金「六甲奨学基金」にあてている。今年は、東日本大震災の発生を受けて、売上げから100万円を被災した留学生・就学生のために寄付することを決定した。?
古本の回収を開始したのは3月1日。寄付を発表した3月20日以後、集まる古本が急増したという。回収の締め切りは延長。4月14日時点で8万5千冊以上の古本が集まり、276万円を売り上げた。?
神戸学生青年センターは、阪神・淡路大震災のとき、留学生・就学生へ一時金3万円の支給、宿舎提供・斡旋などの支援活動を行っている。「六甲奨学基金」は、そのとき全国から集まった寄付金の残額およそ1300万円を元に発足させた。?
「阪神・淡路大震災の時のことを思い出す」と話すのは、館長の飛田雄一さん。「何かせなあかん。今回は恩返し」と、100万円の寄付を決めたという。?
本の回収は、4月15日で締め切られたが、古本市は5月15日まで開催。販売価格は100円または300円。問い合わせは同センター(078-851-2760)まで。
注:閣議での決定に伴い、ニュースネット委員会は3月11日に発生した地震の呼称を「東北地方太平洋沖地震」から「東日本大震災」に変更いたします。(4月21日時点=ニュースネット編集部)。?
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