神戸大生の高橋惇さん(発達・4年)が、4月29日から「旅する芸人たかはしじゅん」として、漫談などのネタをしながら自転車で日本を一周する。並行して各都道府県47人ずつの笑顔を撮影。写真集にし、東日本大震災の被災地の医療現場に配る予定だ。【4月24日 神戸大NEWS NET=UNN】?
昔から芸人志望だった高橋さん。お笑い修業の旅を計画していた3月に、東日本大震災が発生した。自粛ムードが日本を覆う中、自分に何が出来るかを考えた。「自分には地位も金もない。しかし、若さとやる気と時間と、それから愛嬌がある」。
「逆に被災者のために笑おう」。日本を周って、笑顔の写真を集め、被災地の病院などに配ることに決めた。?
4月29日に神戸を出発し、まずは関東より西を周る。ただし、高橋さんは芸人である前に、現役の大学生。10月の卒業論文中間発表会と2月の卒業論文発表会のときは、神戸に戻る。 関東以西の各地の笑顔を集めて、いったん写真集を製作。「笑顔を求めている人に、手に取ってもらいたい」。笑顔の写真集を携え、2012年夏以降、被災地の医療現場に配る予定だ。?
最大の障害はと問うと、「一般論とでもしときましょうか」と高橋さんは笑った。あきれられたり、反対の声もあったという。だが、「自分で道はつくるもの。リスク失くして成功は無い」。高橋さんの決意は固い。?
「みんなの応援が無いと、旅は成功しない」。多方面へ広報し、協力を募る過程で、人脈、世界が急速に広まった。「正直、毎日楽しくて仕方ない」と興奮気味に話す。「いろいろな価値観をもった人々に出会い、その中で自分自身を成長させていけたら」。笑顔がまぶしい”芸人”高橋惇は、覚悟を胸に日本を明るくする旅に出る。?
高橋さんは、25日15時から、発達科学部キャンパスA303教室で、出発前の学内ライブを行う。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。