打線沈黙 昇格ならず 近畿学生野球入れ替え戦

 近畿学生野球春季リーグ1部・2部入れ替え戦2回戦、神戸大(2部1位)-大阪工業大(1部6位)が25日、豊中ローズ球場(大阪府)で行われた。神戸大は昨季の入れ替え戦でも対戦した大工大に対して打線が沈黙。好機を作れず0-2で敗れた。通算成績2敗で1部復帰は叶わなかった。【5月25日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 敗因は目に見えていた。打てない。打線はこの試合3安打に抑えられた。昨季の入れ替え戦2試合も合わせこれで大工大戦は4試合無失点となった。 

 打撃の改善には取り組んできたはずだった。リーグ前のオープン戦では「良いピッチャーと対戦をしてきた」(中村監督)。今季関西六大学野球を制した龍谷大など強豪校との練習試合で1部ピッチャーの球を想定した練習を積みかさねた。「オープン戦ではシャープに振れていた」と良い雰囲気でリーグ開幕を迎えた。その結果、昨季は2部リーグ全10試合で28得点だったが今季は63得点と打線は復調をみせた。

   しかし、いざ入れ替え戦になると打線はつながらなかった。「スピードには対応できても変化には対応できていなかった」と今季に向け打撃リーダーを担当した伊澤(発達・4年)。2部のピッチャーは打てても、1部のピッチャーの変化球はキレもコースもレベルが違いバットは空を切った。
 中村監督は「(2部リーグで打てた分)バッターが過信していたかもしれない」と精神面も敗因にあげた。
 バットをとにかく振り込んで挑んだ今季。何がチームに足りなかったのかという問いに伊澤は「全然分からない」と苦笑いを浮かべた。やれる事は取り組んできたが結果が出ない。伊澤は「まあ何か変えます」と最後に一言継ぎ足した。次こそ3度目の正直で昇格することが出来るか。9月開幕の秋季リーグまで残された時間は少ない。


●近畿学生野球春季リーグ1部・2部入れ替え戦2回戦(5月25日・豊中ローズ球場)?
大工大 000 000 020=2
神戸大 000 000 000=0

【大工大】 ○平田-京山
【神戸大】 ●白木原、赤木-田中祐?

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