中博司さん(発達・4年)が、教科書の売買を仲介するサイト「大学タウン」を立ち上げ、人気を集めている。昨年10月、神戸大を対象に始まった同サイトは、現在、東大などを含む5大学に拡大。教科書仲介のほか、大学周辺の店のクーポンを掲載するなど「大学生の『あったらいいな』をカタチに」をコンセプトに運営されている。【5月29日 神戸大NEWS NET=UNN】?
教科書は、先輩から後輩へ直接手渡しで取引される。手数料などは取らず、運営は広告費などでまかなっている。中さんは「自分が大学生なら手数料とかめんどくさいなと思って」とあっけらかんと話す。?
「大学生の『あったらいいな』をカタチに」と掲げる「大学タウン」は、教科書売買の仲介のほか、大学周辺の店のクーポンも掲載している。やがては家具売買の仲介なども行うつもりだという。?
現在、中さんは大学を休学中。「大学タウン」の運営に奔走している。「学生が多いから」と現在は早稲田大、慶応大など関東を中心に活動。事務所は東京に置いている。?
昔から起業願望は持っていたそうだ。起業の資金にあてようと100万円を貯め、それを元手に大学タウンを立ち上げた。ゼロから発想することが好きで、中学生のころから「思いつきノート」を持っていた。「携帯電話のアンテナをはずして、耳かきにする」などユニークな発想をメモしていたという。?
「不安はめっちゃあったけど、希望の方が山のようにあった。覚悟は必要だったが、今はギリギリ生きていけてる。日々自分のレベルが上がっていて、本当に楽しい」。儲けたいなどという気持ちはないという。「とりあえず食べたいければいい」。中さんはさらりと笑った。
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