相馬特別顧問が女性化学賞 日本から唯一の快挙

 国連が定めた「世界化学年」にちなみ、「国際純正・応用化学連合」が贈る「女性化学賞」に、神戸大の相馬芳枝・特別顧問が選ばれ、17日に神戸大で記者会見が開かれた。【6月22日 神戸大NEWS NET=UNN】

   「女性化学賞」はノーベル賞受賞者を含む23人に贈られたが、日本からは相馬特別顧問だけ。

 1960年代に「銅カルボニル触媒」などを発見し、船底や自動車に使う塗料の原料を省エネルギーで合成する方法を確立。また90年代には地球温暖化防止のため、二酸化炭素を再資源化する方法も確立した。また、男女共同参画の推進にも貢献。02年には日本化学会の男女共同参画推進委員会を立ち上げ、初代委員長を務めた。これらの業績が認められ、受賞に至った。

 65年に神戸大理学部化学科を卒業。カルフォルニア大学アーバインでの博士研究員などを経て、07年より現職。5年前から「女子中高生のための関西科学塾」を開いている。

 「世界化学年」とは、キュリー夫人のノーベル化学賞受賞から100年を記念して定められたもの。

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