4つの合唱団による合同コンサート「Joint Concert 2011 Pray for Peace ～歌に祈りをこめて～」が、6月26日に伊丹市立文化会館いたみホール(兵庫県)で開かれた。神戸大混声合唱団エルデは4番目に登場し、響きのある歌声を披露した。【6月30日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】?

　このジョイントコンサートは、親和女子大コーラス部、男声合唱団銀河、甲南大学グリークラブ、神戸大混声合唱団エルデが合同で開催したもの。各団体による演奏のほかに、出演者全員による合同ステージやミュージカルも行われた。特に、イエス＝キリストの最後の7日間を追ったロックミュージカル「JESUS CHRIST SUPERSTAR」では、迫力ある演技や合唱を見せ、上演後会場からは盛大な拍手と歓声が贈られた。?

　エルデは、団体別演奏で混声合唱組曲「朝のリレー」を披露。谷川俊太郎の詩の世界を、情景に合わせた旋律に乗せて歌い上げた。指揮者を務めた田島健志さん(法・3年)は終演後、「部員全員よく頑張ってくれた。次に生かせる合唱ができた」と満足した様子で答えた。?

　部長の中崎勇さん（発達・3年）は、合同で演奏会を開くことで「1団体ではできない大きなことができる」という。合同演奏では日程が合わず苦労したところもあった。だが、その分「観客も出演者も楽しめるものができた。」と晴れやかな表情で答えた。?

　エルデによる次の演奏会は、12月10日、神戸文化ホールで行われる定期演奏会になる。今年は、特に1年生による劇が見どころだという。