7月22日と25日、国文キャンパスK202教室でボランティア支援室が行った夏季休暇中の第3次と4次のボランティアバス説明会に合わせて、第1次や2次に参加した学生2人が報告を行った。6月28日から7月5日の第2次には、学生17人が参加。避難所から仮設住宅に移った被災者同士のコミュニティ形成のため、屋外でテントを張りカフェを開いた。【7月31日 神戸大NEWS NET=UNN】?
第1次と2次の両方に参加した笹野由梨香さん(経済・1年)は、第2次で高田高校のグラウンドの仮設住宅で、コミュニティ作りに携わったことを報告した。第1次で炊き出しの手伝いなどのボランティアを行った和野会館の避難所が6月11日に閉鎖され、避難者が仮設住宅に移ったことをうけてのもの。公共施設の整備や避難所での活動が中心だった第1次との大きな違いだ。?
高田高校には148戸の仮設住宅が設けられていたが、集会所などはなく住民同士の交流ができていない。そこで、神戸大のボランティアは屋外にテントを張り、即席のカフェを設置。住民のコミュニティ形成に一役買った。また、足湯なども合わせて行った。笹野さんは「始めは心の距離を感じたが、だんだん打ち解けていった。1カ所へ通うことは大事だと思った」と振り返った。?
ボラ支援室の藤室さんは、これについて「孤独死を防ぐことなどにもつながる」と意義を語る。住民には即席のカフェは大好評で、「せめてテントだけでもおいていってもらえたら」などと惜しむの声が聞かれたという。第3次や4次でも同じ高田高校の仮設住宅でカフェを開く予定。
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