神戸大の演劇研究会はちの巣座の新人公演「サマータイムマシンブルース」(原作・上田誠、演出・オリダまい)が、21日にシアター300、23日に尼崎ピッコロシアターホールで上演された。21日13時からの公演では、雨模様にも関わらず、部員の保護者・近隣の住民など、約120人がシアターを埋めた。【8月26日 神戸大NEWS NET=UNN】?
今回扱われた脚本は2005年に映画化されたこともある作品。クーラーのリモコンを壊してしまい、暑さでくたびれるSF研究会の部員が、突然現れたタイムマシンで昨日の部室に戻り、リモコンを持ちかえろうと企てる。タイムスリップに味をしめた部員たちだったが、過去が変われば現在も変化してしまうことに気付き、慌てて「現在」のリカバリーを始めるという急展開のコメディ。?
主役の甲本役を演じた周防翔太さん(発達・1年)は、終了後「とにかく気持ちいい」と公演を振り返った。劇中でタイムスリップし、わずかな時間で衣装を1日前のものに変える難所も、余裕ができるまで練習を繰り返したという。「後半少しミスはあったが、うまくいってよかった」とすがすがしい表情で話した。?
はちの巣座の部員の保護者である観客の1人は、「やはり高校の演劇とはレベルが違って素晴らしかった」と、今回の公演を称賛。また、演出を担当した今田翔太さん(工・2年)は、「脚本の段階から1回生が中心になって進めた公演だったが、若さがあふれていて、パワーを感じるものだった。本当によく頑張ってくれた」と、後輩の成長を満足そうに語った。
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