「気持ち」伝える演技 自由劇場新人公演

神戸大の演劇部である自由劇場の新人公演「ぺトラと旅人とLoutka」(原作・宇田学、演出・横山たかし)が、10日と11日の4回にわたってシアター300で上演された。10日13時30分からの公演では、学生を中心に100人以上の観客が訪れ、客席はほぼ満員の状態になった。【9月10日 神戸大NEWS NET=UNN】

 物語の舞台はナチス・ドイツの占領下にあるチェコ。ロウトカ(操り人形)使いであった父の死に負けずに生きる女の子、ぺトラが主人公。しかし数年たったある日、父が犯してしまったロウトカに対する「罪」が原因で、母までが死んでしまうかもしれないことを知る。子供の夢を叶える旅人のエルフ、父が遺し魔法で動き出したロウトカたち。ぺトラは彼らと共に、母を助けようとロウトカの世界に旅立つ。「愛」の在り方を考えたファンタジー作品。

今回の公演で脚本を担当した横山尭史さん(経営・2年)は「終わってすぐの役者たち、観客の皆さんの顔を見たら、本当に作ってよかったという気持ちになった」と喜びの表情を浮かべた。後輩である役者たちには、感動を狙いすぎたものにならないように、とにかく気持ちを込めることを指示したという。「1回生の気持ちがあふれる演劇を見て、自分もまた初心にかえって頑張ろうと思った」と話した。

知人が出演していることから今回の公演に訪れた学生は「ラストシーンの照明がよく、さらに芝居をかっこよく感じた」と、裏方役の技術の高さも称賛した。

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