ボランティア支援室主催の「地域に根差し人に学ぶ実践塾」が行われた。社会問題を現場で学ぶ合宿形式の塾で、例年夏季休業中に2種類開催される。今年で3年目。漁村と山村から環境とまちづくりを考える「徳島編」は8月19日から22日まで、寄せ場と野宿の現場で希望を学ぶ「大阪編」は26日から29日までだった。「大阪編」には、6人余が参加し、釜ヶ崎でのフィールドワークなどを通して野宿者の現実を学んだ。 【9月20日 神戸大NEWS NET=UNN】
大阪編の最終日は、早朝に釜ヶ崎の「あいりん総合センター」で日雇い労働者が職を求める様子を見学。学生は、大勢の労働者の間を引率者の綱島○○さんの説明を聞きながら歩いた。その後、長居公園(大阪市)近くにあるフリースペース「オシテルヤ」を訪問。長居公園のテントが一斉に撤去された○○○○年の行政代執行がテーマの映画を鑑賞した。
最後に4日間の経験を振り返える会が持たれた。早津和輝さん(経済・1年)はそこで「(野宿者らは)話をきけばきくほど、一人ひとり濃い人生を送っていて、『野宿者はこわい』などは論外というか、おそわるべきことしかなかった」と話した。
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