日欧学生が中継でボランティアを議論 ブリュッセルオフィス第2回シンポ

9月19日、ブリュッセル自由大で行われた、ブリュッセルオフィスの第2回シンポジウム「巨大災害に強い安全社会の構築に向けて」に伴い、20日、ブリュッセル自由大と神戸大の学生がワークショップを行った。両大学をビデオ会議で中継し、学生同士が巨大災害時のボランティア活動について議論した。【10月9日 神戸大NEWS NET=UNN】

ワークショップでは、実際に東日本大震災のボランティアを行った神戸大の学生が、プレゼンテーションした。神戸大生は主に英語を使ったが、一部の学生は教授に通訳を頼んだ。その後、質疑応答の時間がとられた。

西井開さん(発達。3年)は、5月の連休と9月16日から23日に行った2度のボランティアについて説明した。9月時点では多くの被災者が仮設住宅に移り、密に暮らしていた避難所時代と比べ、生活水準が向上した反面、交流が減少したことを指摘。そういった状況での足湯の有効性を説いた。

ブリュッセル自由大の学生からは、「足湯は緊急に必要とされているのか」との質問が出た。神戸大側は「補助的なもので、精神的サポートに効果的」だとした。そのほか「福島原発の放射能の心配はなかったか」という質問も。神戸大側は、そもそも考慮に上がらなかったと返答し、日欧の意識の違いが浮き彫りになった。

19日のシンポジウムでは神戸大の福田秀樹学長が挨拶。日欧の研究者を交えたパネルディスカッションなどが行われた。

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