10月26日、瀧川記念学術交流会館で、学術成果リポジトリKernel開設5周年記念講演会「Kernelが拓く研究の未来:かわいい論文には世界中、旅をさせよ」が行われた。国際協力研究科の木村幹教授らがKernelによって研究成果を集積・公開する意義などを語った。大学院生らおよそ80人が訪れた。【10月31日神戸大NEWS NET=UNN】
学術成果リポジトリKernelとは、神戸大の研究者の学術成果を収集し、インターネットで広く公開するためのシステム。国際的に標準化されており、他機関のリポジトリと相互に連携できる。今年で5周年を迎えるにあたって講演が企画された。
木村教授は日韓の歴史認識問題が専門だが、今回は研究成果を公開するための方法論について講演。複数のメディアを適切に組み合わせて研究成果を「見つけ易くする」ことの重要性などを述べた。リポジトリについては、自身の論文がインターネットの検索に引っ掛かり安くなるなど、発信する側からみた有用性を指摘。さらに現状では「使いにくい」Kernelのデータを自サイト上に整理し、分かりやすいかたちで提示することを勧めた。
そのほか海事科学研究科の山内知也教授と経営学研究科の金井壽宏教授は主に自身の研究について話した。
図書館長の樋口保成教授は、閉会に際し「まず自分の研究を知ってもらう、そのための手段として活用してほしい」などと話した。
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