悲願の1部リーグ昇格 硬式野球部

近畿学生野球秋季リーグ1部・2部入替戦2回戦、神戸大―阪南大が10月26日、豊中ローズ球場(大阪府)で行われた。神戸大は初回に畑中(工・2年)の適時打で先制。回を追うごとに点を重ね、7回裏、2死1,2塁のチャンスで伊澤(発達・4年)が右中間へ適時打を放ち、8-1でサヨナラのコールド勝ち。見事2試合連続コールド勝ちで1部リーグ昇格を決めた。【10月31日神戸大NEWS NET=UNN】

神大硬式野球部がついに悲願を達成した。昨年の春季入れ替え戦で2部リーグに落ちて以来ずっと目標として掲げてきた『1部リーグ昇格』。ほとんどの選手が歓喜の涙を流した。

新チーム結成時、中村監督は「今までで1番弱いチーム」とミーティングで話した。それから悔しさをばねにがむしゃらに練習をし、1日1日チームが成長していったという。結果、春季では2部リーグ1位に。しかし入れ替え戦で1部リーグの高レベルの投手に手も足も出ず、1得点もできなかった。以降スイング速度の測定の導入など、打撃練習に力を入れ、140キロの球にもついていけるレベルまで達した。

入れ替え戦はその練習の成果が全て出た試合だった。初回から1死満塁のチャンスを作ると、畑中の適時打で先制。その後もチャンスを作っては適時打でランナーを返す。「打って打っての入れ替え戦」という中村監督言葉通り、バントはこの試合わずかに1回。また、投げては右のエース白木原(3年・発達)が、「今までの入れ替え戦全て負け投手となっていたので、初回は力んでしまいました」とはいうものの7回を1人で投げ、被安打3、1失点の好投。投打にわたって圧倒した入れ替え戦だった。

来季から1部リーグで闘う野球部。田中主将は「後輩たちには1部リーグを楽しんでほしい」とにこやかに話した。「主力は残るので、本気でやれば1部リーグでもやれると思います。『1部リーグで優勝して神宮大会出場』が本来の目的であった神大野球部なので、もう一度そこを目指したいです」と力強く言った唐澤次期主将(経営・3年)。素晴らしき先輩らの1部リーグという置き土産をどうするか、今後の野球部にますます注目だ。

●近畿学生野球秋季リーグ1部・2部入替戦2回戦(10月26日・豊中ローズ球場)
阪南大 0000100 =1
神戸大 2100212x=8

【阪南大】●橋本、渡瀬、井口―森田
【神戸大】○白木原―田中祐

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