経営学部の教授、金井壽宏氏の公開講座が13日の11:30から、六甲祭の「Academic Project」の一環として六甲台第一学舎であった。講演のテーマは「諦めず最後までやり抜くためのモティベーション論」。金井教授は、「やる気は自己調整できる」と主張した。【11月17日神戸大NEWS NET=UNN】
私は元気に頑張る人が好きという偏見がありますから」と話を始めた金井教授は、大学生の頃、臨床心理学を研究し「なぜ人は頑張れない時があるのか」について学んできたという。現在はその経験を活かして、経営学の中でも人のやる気や行動に関わる、経営行動科学を専門としている。
金井教授によると、やる気の自己調整をするためには、「自身の中にポジティブな状態とネガティブな状態の両方があることを自覚するのが重要」という。引退したスポーツ選手の話を例に挙げ、ネガティブ思考に偏るのはもちろんのこと、ポジティブな考えに固執するのも危険であることを説明した。「ネガティブやポジティブな状態にいると自覚できているのは、その理由がしっかり説明できるから。それができれば、その時々でのベストな行動の仕方もわかり、やる気が自己調整できる」と身振り手振りをそえながら話していた。
13日の14:00からは農学部の藤嶽暢英教授による「Save Our Soil ~土の叫び」と題した講演も併せて行われた。
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