12月5日、演劇研究会はちの巣座の27期生卒業公演「僕たちの好きだった革命」(作・鴻上尚史、演出・クサカンムリ)の全日程が終了した。はちの巣座では、この公演を最後に9名の4年生が卒業。卒業を迎えた大木谷佳昭さん(理・4年)、児玉華奈子さん(理・4年)に話を伺った。【1月21日 神戸大NEWS NET=UNN】
卒業公演では、主人公の母親役を見事に演じきった児玉さん。「1つの公演が終わる度にやりきった感があるので、最後も卒業という実感がなかった」。
4年間で出演した公演は10回以上にのぼる。中でも児玉さんの印象に残っているのが、自らの新人公演「Godzilla KOBE ver.-」(作・大橋泰彦、演出・五時ゴジラ)で演じたモスラ役だ。経験からでは理解できない性格を持った役を演じるのには苦労したという。児玉さんは最後に「芝居を続けていてよかったと思っている。あとのメンバーにもそう感じて卒業してほしい」と後輩へメッセージを送った。
一方、大木谷さんは「最後だから死んでもいいと思うくらいやりきった」。本番のミスが苦い思い出にならないようにプレッシャーの中で練習を続けた。
2年生のときの新人歓迎公演が、大木谷さんの1番の思い出。自身も歓迎公演をみて入部を決めたことから公演に対する思いは強かった。「約20人の入部希望者が来た時は本当に芝居をやっていてよかったと思った」。後輩たちにも「誰かの心を動かす芝居」を長い歴史を持つはちの巣座で続けてほしいと願った。
はちの巣座の次回公演は4月。先輩の意志を受け継ぐメンバーが、舞台上で活躍する。
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