劇団21世紀枠の第2回公演「がらんどう運命白書」(作・演出、椋原メトロ)が2月18日から21日にかけて出光佐三記念六甲台講堂で上演されている。18日15時30分からの最初の公演には、学生や役者の家族など20人ほどの観客が訪れた。【2月19日 神戸大NEWSNET=UNN】
劇団21世紀枠は、演劇研究会はちの巣座の有志からなる団体。前回公演の「むじな日記帳」から、今回で2回目の公演となる。
脚本は当劇団のオリジナル。本物の友情、愛とは何かを不思議な世界観の中で表現した。いつでも一緒だった4人の男女が事故でその1人を亡くし、5年後に開かれた同窓会で出会う場面から物語は始まる。途中セリフの中に「山月記」「星の王子様」といった文学作品の引用が登場するなど、技巧が凝らされていた。
代表であり、演出も務めた藤谷宗弘さん(工・3年)は「もっとこの劇はよくなる。今回のできはそこそこ」と今回の公演を振り返った。練習が学内のテスト期間とかぶり、役者集めに苦労したという。中にはほとんど練習できなかったシーンもあったそうだ。「それでも、劇の後半部は力を入れていいものにできたと思う」と藤谷さんは話した。
観客の女性は「文学作品を取り入れるなど、話の幅が広くてよかった。皆さん博学だなあと感心しました」と、今回の脚本を称賛した。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。