学生がプレゼンで勝負 「兵庫自慢PROJECT」最終選考

兵庫県内の大学に通う学生が地元の課題を解決する策をプレゼンする「兵庫自慢PROJECT」の最終選考会が19日に兵庫県立美術館で行われ、神戸大から2チームが参加した。20組の学生がさまざまなプランを発表し、尼崎市の湯たんぽ「あまんぽ」をプレゼンした園田学園女子大の「Team soken」が最優秀賞に輝いた。神戸大のチームはどちらも最優秀賞は逃したものの、ともに優秀賞を獲得した。【2月29日 神戸大NEWS NET=UNN】

兵庫自慢PROJECTは、学生交流・学生生活の活性化を図るとともに学生の社会参加を狙うことを目的として、大学コンソーシアムひょうご神戸が主催となり毎年開かれている「大学プロジェクト・コンペ」の一環。昨年までは「兵庫県の30年後を考える」などの難しいテーマであったことをうけ、「5年目の今年は学生のやりたいことをやらせよう」と考えた結果「兵庫自慢」という形になったという。その結果87組もの応募が来たそうだ。

最優秀賞に輝いたTeam sokenの3人は、節電が求められる現状で役立つが、それほど有名でない品物として湯たんぽに目をつけた。今後企業とタイアップし、尼崎市の湯たんぽ、愛称「あまんぽ」の商品化を進めていくそうだ。

その他にも企業と話を始め、実際に動いている案もあるという。審査委員長の神戸親和女子大学文学部教授の岸上龍平さんは「このように学生が自分の意見をきちっと言える場を設けられてよかった」と嬉しそうに話した。

兵庫県を海外に紹介していくための「5カ年計画」について発表した神戸大の「Team U&K」の2人は、計画を練っていく段階で、それが実現可能かどうかを考えるのに苦労したという。メンバーの植田純司さん(国文・4年)は「ベストは尽くしたが、最優秀賞を狙っていただけに残念」と少し悔しそうに話した。「田舎カフェ」を通じた村おこしを提言した中村弥世さん(農学研究科・修士1年)は「このプレゼンを通して『うまい伝え方』を学べた。ここで学んだことを、就職活動に生かしたい」と意欲を語った。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る