「第1回関西学生落語グランプリ」が3月9日、あべのマーケットパークキューズモール(大阪府)で行われた。関西5大学の落語研究会から代表者が出場し、神戸大落語研究会の可愛家わさびさん(文・3年)は審査員特別賞を受賞した。【3月11日 神戸大NEWSNET=UNN】
関西学生落語グランプリは、大阪市立大の学生が企画、運営する「休津亭プロジェクト」の第1弾として開催された。「落語をもっと日常に」を合言葉に、学生発信で落語ブームを本格化させることを目的としている。この大会はコンクール形式で行われ、審査委員長にはプロの落語家を迎えるという本格的なものだった。神戸大のほか、京都大、関西大、関西学院大、京都産業大の落語研究会の代表者が出場した。
神戸大落語研究会の可愛家わさびさんは唯一の女性として出場。付き合っていた女性に心中を持ちかける旦那と、それをのらりくらりとかわす女性の噺を披露した。1番手ではあったものの、登場人物たちを江戸っ子口調で見事に演じ切った。「制限時間の12分を超えてしまったが、それを感じさせない話術がある」として、審査員特別賞を受賞。また、グランプリを受賞したのは関大代表の関大亭万太さんだった。
イベント終了後、可愛家さんは「順位が出る大会に出るのは初めてだったけど、楽しくできた」と感想を話した。落語研究会は既に引退しているが、1、2回生も他のイベントを控えているためにOGの可愛家さんが出場することになったという。「副部長だったので、恥ずかしいところは見せられなかった」。最後に自身の落語について聞かれると、「笑いそのものは苦手だけど、技術だけは負けないように頑張ってきた」と自信をのぞかせた。
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