今年の4月から、学生ボランティア支援室がキャリアセンター内のボランティア支援部門として生まれ変わる。どのような経緯があり、何が変わるのか。【3月21日 神戸大NEWS NET=UNN】
学生ボランティア支援室が設置されたのは、2008年に文部科学省の「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」に、神戸大の「地域に根ざし人に学ぶ共生的人間力」プログラムが採択されたことがきっかけ。阪神・淡路大震災の後、1996年に設立された都市安全研究センターの組織として運営されている。
「ボランティアに参加しているのはほぼ学生。神戸大の中なら、学生への教育や支援を行う学務部の下に入るのがベストだと思った」と話すのは、学生ボランティア支援室コーディネーターの藤室玲治さん。統合で「災害ボランティアだけでなく、より地域に根ざした一般ボランティアなどの支援に踏み込む」ことも可能になるという。
キャリアセンター長の内田正博さんは、「2011年度で国からの予算支援の終了は決まっていた。今後活動を恒久的に継続していくために、キャリアセンターに入るのはよかった」と、支援室が存続の危機にあったことも話した。「神戸大に関するボランティア団体を紹介する冊子も作っている。情報の集約は力になるはず。キャリア支援も深化を遂げるだろう」。
この動きを、ボランティア活動に参加している学生も支持。総合ボランティアセンター代表の高井理紗さん(文・2年)は「大学生のキャリアの一つとして考えられるのは嬉しい」と、歓迎している。
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