平成24年度神戸大入学式が4月6日、神戸市中央区のポートアイランドホール(ワールド記念ホール)であった。学部生と大学院生合わせて約4500人の入学者が、気持ちも新たに大学生活の第一歩を踏み出した。【4月8日 神戸大NEWSNET=UNN】
式では例年通り、学長ら役員の紹介、学長式辞、そして学歌合唱が行われた。福田学長の式辞に、新入生たちは真剣に耳を傾けていた様子だった。
また式後に行われた記念講演では、シリン・ネザマフィさんが登壇した。シリンさんは平成18年に自然科学研究科博士課程前期課程を修了後、現在のパナソニック株式会社に入社。理系出身ながらも意欲的に小説を執筆し、文學会新人賞を受賞したほか、芥川賞候補にも選ばれたことがある。
シリンさんは在学時、日本人学生との交流に苦労した経験を話した。ユーモアのある明るい話し方に、会場では時折笑いも起こっていた。大学については、「貴重な出会いの場所であり、それによって将来の可能性は無限に広がると思う」と主張。留学についても「特に国際的な大学に入学したのだから、機会を生かしてほしい。国内にとどまらずさらに視野を広げてほしい」と伝えた。
医学部に入学した男子は、「入学できてうれしい。大学では、高校から続けてきた楽器を頑張っていきたい」と、これから始まる大学生活に意欲を見せていた。
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