学内音楽系部活・サークル間の交流と新入生歓迎を目的とした神大音楽祭が8日、出光佐三記念六甲台講堂で開催された。新入生や在学生だけでなく学外からの来場者もあり、7団体の繰り広げる演奏や合唱に聴き入っていた。【4月9日 神戸大NEWSNET=UNN】
音楽祭にはクラシックギター部、マンドリンクラブ、混声合唱団アポロン、ブルーグラスサークル、混声合唱団エルデ、交響楽団、応援団総部吹奏楽部が参加。演奏や合唱がひとつ終わるたび、会場からは大きな拍手が沸き上がった。「サークル選びのチャンスと思って」来場した吹奏楽経験のある男子学生(発達・1年)は「高校と違って演奏レベルが高いのはもちろん、勢いや元気さもすごかった」と話した。
このように音楽に関わる複数の学内団体が合同でイベントを行うのは初めて。吹奏楽部の指揮者である土肥舞子さん(農・3年)が企画の中心となった。複数の学内音楽系団体の指揮者が集まり指揮を学ぶ「指揮ゼミ」に参加している土肥さん。「そこで知り合った人たちの演奏が聴きたい」と昨秋に音楽祭の企画を思いついたという。「時期が重なるため今まであまり聴けなかった、他団体の発表を聴く機会を作りたかった」。それからは「新入生や他の客をたくさん呼びたい」との思いから4月に開催することを目標に、指揮ゼミの知り合いを中心に参加団体を募るなどの準備を進めてきたそうだ。
土肥さんは「当日にバタバタしてしまうなど、反省点はいくつかあった」と振り返るが、「学外からいらした女性のお客さん2人に『演奏よかったよ。ありがとう』と言われた時は不覚にも涙がこぼれてしまった」と話した。「これを機に神戸大で音楽がもっと発展していけばうれしい。来年も音楽祭が続けられるように、後輩に引き継いでいきたい」と意欲を語った。
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