こうべでふくしまを支える会による「東日本大震災福島現状報告会&ワールドカフェ~あなたにとっての震災を語ろう~」が4月23日、国際文化学部M202教室にて行われた。第1部の報告会では主催者鈴木一正さん(発達・4年)が自らのボランティア活動や福島に関する集めたデータをもとにした、自身の考えを報告した。第2部のワールドカフェでは集まった10数名で、東日本大震災におけるボランティアについてとその今後について語り合った。【4月30日 神戸大NEWSNET=UNN】
今回の話し合いは鈴木さんが一人で企画し開催した。12月に「福島の現状を報告したい」という思いから12月に開いた報告会の続きとして行われた。
第1部の報告会では鈴木さんが福島県の会津地方にボランティアに行った際の報告と、県外避難されている方について報告した。会津ボランティアでは主に楢葉町の人が集団避難している会津の仮設住宅で開かれたならは雪まつりの手伝いをした際に鈴木さんが感じ、考えたことを話した。鈴木さんの実体験に基づく生々しい話にみな聞き入っていた
また、鈴木さんは福島から神戸に避難している「べこっこママ」を支える託児ボランティア活動についても話した。 「子どもの成長は早いですよ。その成長を見届けられるのはうれしい」と鈴木さんは嬉しそうに話した。
第2部のワールドカフェでは3、4人で1グループを作り、鈴木さんが提示する話題について話し合った。議論は白熱し、どこからも「もっと話し合いたい」「話が尽きない」という声があがった。
今回の報告会が終わり、鈴木さんは「ワールドカフェでは話が盛り上がってよかったが時間が足りなかった。次もこのような時間がほしい」と振り返った。また、チラシを見て参加したという藤澤智徳さん(経営・1年)は「ワールドカフェを始めてしたがこんな楽しいことはない。実際にボランティアに行った人たちの話はすごく身になった」と満足そうな表情で話した。(記者=小野学)
【写真】ワールドカフェで真剣に話し合う参加者たち
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