桜の薄桃色が美しい季節に、毎年新しい日々が始まる。一人一人が新しい未来に向かって歩き出す時期である。そんな中で、私が感じて思ったことをここに書いてみようと思う。【6月1日 神戸大NEWS NET=UNN】
私はこの春に、高校から大学という一つの転機を迎えた。何もかもが、高校とは違う、新しい環境。全てが新鮮に思えた反面、不安もあった。むしろ、不安や戸惑いの方が大きかった。
自分の入学前の勉強や大学での活動に対しての熱意が失われかけた時期があった。大学の過ごし方に大変悩んだこともあった。それは、今までの生活は、ただ単に与えられたものを、あたかも自分の意識で行っているかのようにやっていた日々を過ごしてきたからであろう。
しかし、2ケ月経って、私は少しずつ自分自身を、そして目標を見つけることが出来るようになってきた。それは「毎日をしっかりと過ごしていく」ということだ。当たり前なことの様に思えるかもしれない。実際、私も昔からこのことを意識して生きてきたつもりだ。だが、自分の人生に初めて悩んでこそこの言葉の意味を本当に理解し、実行に移せるのだと思う。
まだまだ実社会に比べたら、ある程度定まった道の上を歩いている。それでも、自分の人生のキャンバスがあるとしたら、この大学生活を始めて、やっと色を付け加えることができた。
今から、大学に進学しようとする人、または大学生に自分は、こう伝えたい。大学生活は、失敗だらけでも良い。なぜなら、その分だけ、自分で自分のキャンバスの色を加える練習をしてきたということなのではないだろうか。何度も何度も描き直すことで、絵が完成するのではないかと。
私は、この神戸大の「キャンパス」で、これから自分創りをしていきたい。
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