クラシックギター部のサマーコンサートが6月30日、兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアターで開催された。演奏は時折仮装などの「色もの」が交えられ、終始和やかな雰囲気で進んだ。クラシックギター部OBや関係者らを中心に集まった80人ほどは、みな透き通ったギターの音色に耳を傾けていた。【7月1日 神戸大NEWSNET=UNN】
サマーコンサートは冬の定期演奏会とともに、クラシックギター部が毎年開いているもの。定期演奏会とは異なり、仮装や寸劇などの「色もの」が入るのが恒例となっている。今年は南国風ファッションで沖縄ソングのメドレーを弾いたり、猫耳をつけて映画「猫の恩返し」の主題歌を演奏したりして、観客からは笑いが沸き上がった。
今回は「色もの」以外の曲目にもこだわった。ラグタイム(19世紀末頃アメリカで流行したポピュラー音楽)やショーロ(ブラジル生まれのポピュラー音楽)など、一般のクラシックギターのコンサートには珍しい曲を選んだという。部長の長谷貴之さん(工・3年)は「先輩が引退してから初めての演奏会。新たなチャレンジの意味も込めて、選曲を『挑戦的』にした」とあいさつした。
孫の演奏を見に来たという神戸市北区の男性は「普段は楽器はやらないが、音色から伝わる人の情感が素晴らしかった。音楽の醍醐味を感じられたいい1日だった」と満足げだった。
長谷さんは「今回の演奏会は百点満点で90点。新入生は初めてなのに裏方としてよく働いていたので、来年はもっといいものを期待したい」と笑顔で振り返った。
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