六甲台学生評議会(以下、ベルカン)が主催する「第7回 神戸大学六甲台 七夕祭」が8日、六甲台キャンパスで開催された。昼夜2部制に分かれて諸企画が用意された会場には、昼の部から昨年の動員数約1600人を上回るペースで観客が訪れた。【7月9日 神戸大NEWSNET=UNN】
毎年開かれているこの催しは、ベルカンに所属するメンバー約80人と、メンバーの友人などで構成される当日スタッフ約80人の、総勢約160人で当日の運営を行った。会場にはメインステージやビアガーデンが設けられ、昼の部では会場入り口付近で短冊を書くコーナーが用意されるなど、七夕らしい企画も行われた。
午後4時45分からは、六甲台第一学舎前ステージにて、学内の美術部凌美会によるライブペインティングが披露された。住宅のドアサイズのキャンバスに、部長の島田賢二さん(海事・3年)、部員の吉村由多加さん(理・2年)が、それぞれ七夕らしい色使いの絵を描きこんでゆく。集まった見物客は、普段は見られない画家のダイナミックな制作風景に見入った。
各音楽系サークルなどによるメインステージのパフォーマンスが終了し、休憩を挟んでからの夜の部では、開始直後に六甲台校舎の窓に貼られたステンドグラスがライトアップ。来場者からは歓声が上がり、会場風景は七色に彩られた。学生のカップルも目立つようになり、運営側の思惑通り、昼の部に見られた家族連れなどから一味違った客層を多く集客することに成功。またアカデミア館前、大階段前で、夜景やキャンドルとの記念撮影を請け負うブースが用意され、観客の思い出づくりにも配慮を行き届かせた。
今回の実行委員会の代表を務めた栗山充顕さん(経済・4年)は、立候補によって5月から当日までの責任を果たした。約80人もおり、1年生が中心の実行委員会のトップとして、メンバー全員の意図や企画案をくみ取り、運営のやり方に反映させるのには苦労したという。初の2部制になったこともあり、ポスターを昼夜2タイプ用意するなど、広報の改革には特に力点を置いた。その成果もあってか、昼の部開始1時間程度で、去年度をはるかに上回るペースで来場者が増加。昼の部でもう品切れが出るような食品の露店もあらわれた。栗山さんは「例年よりもこんなに多くのお客さんが来ているのがありがたい」と満足そうだった。
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