第23回関西学生女子ラクロス2部リーグ戦神戸大―園田学園女子大が18日、伊丹スポーツセンター陸上競技場（兵庫県）で行われた。序盤、園田学園女大に先制されるも、追いつき、勝ち越しを繰り返す。第2Ｑ終了時点で3―3で折り返す。しかし後半で疲れからか、動きが鈍くなったところを園田学園女大に切り込まれ、結局5－8で敗れた。【8月23日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

園田学園女大は春に練習試合をした相手。その際なんと21―2と完敗したそうだ。「だから試合前は少し不安だった」と森本主将（発達・4年）は話した。

試合は序盤から接戦が続く。神戸大は取られては取ってを繰り返し、必死に園田学園女大にくらいつく。大敗した相手に前半2Ｑ終了時点で3―3の同点と善戦を見せる。しかし「前半を同点で折り返し、安心してしまった」と森本主将は振り返った。

後半に入っても神戸大は粘り強く1点開かれては同点に追いつく展開を繰り返す。しかし後半の中ごろ、キーパーからのパスをカットされ、5―6とつき離されたところから選手らの動きが鈍くなる。その後、疲れからか、前半の粘りがなくなり、5－8で敗れてしまった。

試合後の挨拶の際、森本主将を含む何人かの選手の目からは涙が見えた。そこから、選手らがいかに目標としていた「1部リーグ昇格」に向け、本気で練習をしてきたかがうかがえた。

しかし彼女らは下を向いてはいない。敗れはしたが、自らの確かな成長を感じ取っていたようだった。まだ初戦。優勝し、1部昇格することは不可能ではない。