今年で39回目を迎える厳夜祭。元夜間主生のための宴は、平成18年の同コース廃止以降、例年開催が危ぶまれている。幸い今年度は、学内の110周年記念イベントの一環として祭りが組み込まれ、開催にこぎ着けた。だが、記念イベントは当然今年まで。つかの間の安息を機に、実行委員会は存続への鍵として「地域」をテーマに掲げている。【9月28日 神戸大 NEWSNET=UNN】
厳夜祭実行委員会は現在十数人のみで運営されている。100人以上が組織立って動く六甲祭実行委員会に比べて個人が企画を掛け持つことも多く、祭りも小規模だった。しかし近年は「お酒が飲める」ことなど、六甲祭にはない独特の雰囲気が人気を博し、来場者数が順調に伸びていた。また、模擬店の出店希望も募集枠を大幅に超える数を集めるなど、確実にその存在も大きくなっていた。
代表の関本龍志さん(法・2年)は「記念イベントの風潮もあり、今年は惰性で開催できたとも言える。大切なのは存続のためどう地域に関わってもらうか」と話す。企画を行う団体を地元神戸付近から募集するなど、祭りを「地元住民の発表の場」として変化させたいそうだ。関本さんは「地元色があってOB、OGの方も気軽に来れるようになれば祭りは残るはず」と希望を語った。
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