持ち味を出せず完敗 準硬式関西六大学秋季リーグ第5戦

 準硬式関西六大学秋季リーグ第5戦神戸大―関西大が27日に豊中ローズ球場(大阪府豊中市)で行われ、神戸大は0―4で敗れた。試合後半になれば打線の集中力が増す神戸大準硬式野球部だが、その持ち味を出せず0―4で敗れた。【9月29日 神戸大 NEWSNET=UNN】

春はリーグ最下位に低迷した神戸大。チーム立て直しを図るもなかなか調子があがらずこれまで4戦を終え3敗1分け。なかなか重い空気を振り払えない。

神戸大はエース濱田(工・3年)を送り出す。しかし初回、先頭打者を四球で出すと味方の失策と左前安打でいきなり2点を奪われる。その後も4回まで毎回のように四球を出してしまいなかなかリズムに乗れない。結局5回を投げ被安打4、2失点で降板する。「厳しいところを狙いすぎて逆に四球が増えてしまった。ただ(初回以降)要所でコーナーをしっかりつけた」と自身の投球を振り返った。

一方の打線は関大の辻投手に対し全く手が出ない。3回に濱田がチーム初安打をあげるも点にはつながらず。「神戸大は後半の集中力が持ち味」と主将の溝口(工・3年)。初戦でも同志社大に0―5と劣勢の中、後半に盛り返し5―5の引き分けにもっていった。しかし、この試合はその持ち味も生かせなかった。9回を通し、安打はわずか2本、完封に抑え込まれた。溝口(工・3年)は「思い切りのよさが足りなかった。全体的に暗い雰囲気が漂っていた」と話した。

いまだ勝ち星のない神戸大。「とにかく暗くなってしまっているので、次回からはもっと試合を楽しもう」とミーティングで話し合ったそうだ。暗い雰囲気を払しょくし、初白星を取り、何とか勢いをつけたい。

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