国文キャンパス書店で文庫本を購入すると、神戸大オリジナルのブックカバーがプレゼントされるキャンペーンが10月1日から開催中だ。ブックカバーには、生協学生委員会(以下、GI)が学生から募集したデザインが使われている。ニュースネットでは、ブックカバーのデザインを手がけた凌美会の真柄あゆみさん(発達・4年)に話を伺った。【10月6日 神戸大NEWS NET=UNN】
書店入口すぐの平積みコーナーに飾られたブックカバーの見本。「文庫本のお買い上げで神大生の作ったブックカバープレゼント!」の手書きとともに、すぐに神戸を連想させるジャズやポートタワーのデザインが目に飛び込む。「実は『神戸ア・ラ・カルト』という作品名を付けているんです。抽象的にならず、誰でも神戸をイメージできるものをと思って」と真柄さんは作品に込められた思いを明かす。
凌美会が作品制作の依頼を受けたのは7月下旬。写真部など、他の芸術系団体も交え、「神戸」をテーマにしたブックカバーのデザインをGIから募集されたそうだ。凌美会では3つのデザイン案が出され、部員投票の結果、真柄さんのデザインが当選。最終的にGI選りすぐりの1品となり、ブックカバーのデザイン化が実現した。
「展覧会のように1枚を作るのではなく、カバーは多数の人に配布されるもの。そのため、受け入れてもらいやすいデザインを作らなければというプレッシャーはあった」。当初は同デザインをボールペンによる線画で作ろうとしていたが、友人からの意見もあり、得意の切り絵の手法を用いる作戦に変更した。ポートタワーの網目部分や、パンダが持つ楽器のデザインは、得意という言葉通り、非常に細やかな切抜きがなされている。真柄さんは「制作には1週間ほどかかったが、実際印刷した実物を見ても、切り絵にしてよかったと思う」と満足そうだった。
同ブックカバーは2000部限定。在庫がなくなり次第、キャンペーンは終了する。
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