学内の音楽サークルである「ブルーグラス」が主催する「Rokko Bluegrass Times」が6日、出光佐三記念館六甲台講堂(神戸市灘区)で行われた。今年で3回目を迎えるこの演奏会にはフレッシュな新人バンドから熟練の大ベテランまで学外の学生や社会人バンドが幅広く出演し、来場客をどこか懐かしい音色で楽しませた。【10月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
ブルーグラスとはギターやウッドベース、バイオリンなどの広く知られている楽器と、マンドリンやバンジョーといったあまり馴染みのない楽器を使用する、陽気な雰囲気の音楽。「Rokko Bluegrass Times」は学外の演奏家と交流を持ちたいというサークル側の思惑により2年前から始まり、今回はサークルOBや大谷大の新人バンドまで様々なグループが集まった。
最初に登場したのは神戸大の3年生バンド「Lucky Turkey」。トップバッターということもあって緊張気味の滑り出しだったが、曲を重ねるごとに固さもほぐれ、「演奏する側が楽しまないとお客さんも楽しくないので、本番を楽しもうと思った」とメンバーの1人が言うようにステージの後半では活き活きとした笑顔が見られるようになった。普段聞き慣れないバンジョーやマンドリンの音色が新鮮であるのに、どこか懐かしさを覚えるような5曲を披露。曲間のMCに垣間見られるメンバー同士の仲の良さもあって、会場に暖かな雰囲気が漂った。「Lucky Turkey」の1人は「今日は大先輩に暖かく見守られながらできた。これからは数少なくなったライブをしっかりとしていきたい」と話した。
神戸大ブルーグラスの浅田夏帆さん(発達・2年)は「冬にも定期演奏会があるので、ブルーグラスを聴いたことが無い人にも来てほしい」と意気込みを語り、次回へのモチベーションの高さが伺えた。
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