昨年の学生王者の壁は厚かった。関西学生アメフトリーグ第3節神戸大‐関西学院大が9月29日、王子スタジアム(神戸市灘区)で行われ、神戸大は6‐66で敗れた。前半だけで31点をリードされ、相手が控え選手を出場させた後半でも失点を重ねる大敗だった。通算成績0勝3敗。【10月12日 神戸大NEWSNET=UNN】
「試合をやらせてもらえなかった」と主将のDL白石(発達・4年)が語った通りの完敗だった。攻守ともに昨年の学生王者関学に圧倒された試合、萬谷ヘッドコーチは敗因を「オフェンスが振るわなかった」と指摘した。ライン戦で力負けし、ランでの獲得ヤードはマイナスとなり、パスプロテクションも保たれず。オフェンスがダウンを更新できないためディフェンスの時間が長くなり、後半にはディフェンス陣に疲れが見られた。また、相手は後半からQBに控えの斎藤を出場させるなど、主力選手を下げてきたが状況は変わらず。ロングゲインやパントリターンTDを献上してしまい選手層の厚さを見せつけられた。結果9TD1FGで大量66点を奪われ、反撃はRB羽星(発達・4年)の1TDに留まった。
試合後白石は「何か変えないといけない。具体的にはまだ分からないが、4回生とコーチで相談したい」と現状に危機感を抱いた。ここまでリーグ戦3連敗と結果が出てないだけに、チームには改革が求められている。
●関西学生アメフトリーグ第3節(9月29日・王子スタジアム)
神戸大 0 0 6 0 =6
関 学14 17 14 21 =66
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