大勝も次を見据えて 関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ

関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ第3戦神戸大-立命館大が10月21日、神戸大海事科学部グラウンド(神戸市東灘区)で行われた。試合は終始神戸大のペースで進み、最終的には90-0という今季最多得点差をつけての圧勝となった。神戸大の今季通算成績はこれで3勝0敗。【10月24日 神戸大NEWS NET=UNN】

ここまで全勝の神戸大。この試合も勝って2週間後に控える強敵、武庫川女子大との一戦に向けてさらに加速していきたいところだ。試合は第1Q開始1分後、WR谷端(発達・2年)がTDを決めて早くも先制。その後も的確なパスや相手の守備の脆さを突いたランニングプレーでTDとトライを次々に決め、第2Q終了時点で50-0の大差をつける。終盤には1年生を次々と投入して経験を積ませる一方で、相手の攻撃時には果敢にインターセプトを狙うなど最後まで手を緩めなかった。

選手全員が力を発揮しての勝利。その中でも活躍が目立ったのがWR広川(農・1年)だ。スターティングメンバーに名を連ねた唯一の1年生は、非凡な身体能力を生かしたプレーが持ち味。初めて務めたというキッカーでは40ヤードを超えるロングキックを見せ、オフェンスでは俊足を飛ばしてエンドラインまで突き抜ける。インターセプトからのTDを決めるなど計21得点に貢献した12番は「緊張しきりだった。プレーの精度はまだまだ」と謙虚な様子。しかし次の対武庫川女子大に向けては「とにかく勝つ」と力強くチーム全員の言葉を代弁した。

対武庫川女子大はリーグ優勝、そしてその後の東西王座決定戦へ向けた最も重要な試合だ。主将のC谷川(発達・3年)は小さなミスが命取りになることを警戒する。この試合でも度々見られたパスやトライの失敗などを限りなくゼロにしていく必要があるだろう。「残り2週間で自分たちがどれだけ強くなれるかがカギ」。そう話す谷川の目はすでに次を見据えていた。

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