工学フォーラム2012が27日、神戸市産業振興センター(神戸市中央区)で開かれた。工学研究科の5専攻と都市安全研究センターによる最新の取り組みのパネル展示や、プレゼンテーションによる産官学連携研究の紹介などが行われ、学生や教員、企業関係者ら200人ほどが集まった。【11月29日 神戸大NEWS NET=UNN】
この工学フォーラムは2002年から開かれており、今年は110周年記念事業の一環として、産官学の連携を積極的に発信した。体に身につけるコンピュータ「ウェアラブルコンピューティング」の普及を目指す電気電子工学専攻の塚本研究室の活動報告では、スカウターを頭に装着した塚本昌彦教授が登場。ルミナリエでの「光る募金箱」活動や、以前所属していた学生による、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のPVにも使用されている「電飾ファッション」の開発など、10年間の研究活動を振り返った。?
ブースでは大学の研究室を始め、大学院生や企業による発表もあった。安価な補助人工心臓の実用化に向けた機械工学専攻の取り組み、東日本大震災被災地で復興支援をする建築学専攻のFrom Kobeなど、多種多様な取り組みが紹介された。来場者は展示ブースで出店する学生らに積極的に質問していた。
文字をただ打つだけでなく、スマートフォンの画面のような操作ができるキーボードを開発、展示した男子学生(工学研究科・博士課程)は「同じ大学にいるけれど、なかなか見ることのできない他の研究室を知るいい機会になった」と話した。
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