法学部の角松生史教授のゼミ生7人が、9日に九州大で開催された「JDA九州ディベート大会」に2チームに分かれて参加し、1チームが準優勝をおさめた。また、同チームの安村崇さん(法・4年)が、2人選出された「最優秀ディベーター」のうち1人に選出された。【12月16日 神戸大NEWSNET=UNN】
同ゼミ生は、本年度前期に開講された「行政法演習」の課外活動の一環として参加。3人の「チーム甲」が大会準優勝、4人の「チーム乙」が予選3位の好成績を残した。
チーム甲の一員として活躍し、最優秀ディベーターに輝いた安村さん。「チームの中で1番大事な部分の論を展開する役割だったから取れたのかもしれない。今まで(ゼミ活動で)やってきたことが実ったかな」と嬉しそうな表情を浮かべた。角松ゼミに入った学生には、今後も継続してこの大会に参加してほしいという。安村さんは「僕でよかったのかな。準備段階では僕よりも頑張ってくれた部分もあったし、本当に今はチームの仲間に感謝しています」と謙虚にコメントした。
JDA九州ディベート大会は、日本ディベート協会九州支部、九州大大学院言語文化研究院が主催する、全国オープンの裁判などにも通じるディベート大会。高校生、大学生、社会人が自由にチームを結成して参加し、第10回にあたる今回は合計16チームが参加した。
●各チームの戦いの詳細振り返る
また当委員会では、安村さんを含め、4人の参加ゼミ生に、今大会の戦いを振り返ってもらった。
チーム乙の予選の相手は社会人。メンバーの石田晃一郎さん(法・4年)、小松尚生さん(法・4年)によれば、事前に想定した論法と全く違ったアプローチを使われ苦戦したというが、この試合に勝利。惜しくも決勝進出を逃したものの「1試合目に勝てたことで、終始堂々とすることができた」と、石田さんは話した。
一方のチーム甲は、予選の2戦を高校生チームと対決。「年下と思っていたら、高校生のレベルが高くて驚いた」と、蓬莱則宏さん(法・3年)は話す。論に対して激しく向かってくる高校生に、チームはまさに「年の甲」といえる冷静な対処を心がけたそうだ。結果、見事2戦2勝をおさめ、大会準優勝まで上り詰めた。蓬莱さんは「人前で論を展開するあの緊張感は、今後の様々な活動に生かせそう。参加してよかった」と語った。
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