6月11日から16日の6日間、ギャラリー花六甲(神戸市灘区)で、美術部凌美会の「6月展」が開催された。「6月展」は新入生も初めて作品の制作と展示ができる展示会。今回の「6月展」は、凌美会全体にとって価値あるものとなった。処女作ながら先輩部員を驚かせるような作品も生まれ、凌美会にとって期待の新人という大きな収穫があった「6月展」となった。【6月18日 神戸大NEWSNET=UNN】
毎年恒例の「6月展」。今回展示された作品は1年生から4年生まで合わせて21作品で、絵画だけにとどまらず切り絵や立体アートもあった。「6月展」は、1年生も作品を制作して、展示することのできる初めての機会だ。今回の「6月展」も21作品のうち4作品は1年生によるものだった。
1年生による作品の中で際立っていたのは、石田優香さん(発達・1年)の作品「椿」。石田さんは油絵を1作品制作したが、1メートルほどのキャンバスに描くのは初めてだった。見事な色遣いの作品は部員に驚かれるほどで「将来を期待させる」と賞賛された。石田さん本人は「(この後も絵の描き方を)先輩に教えてもらいたい」と謙虚に話している。
今回の「6月展」を凌美会の白石純子さん(法・3年)は、「すごく実りがあり、活気がある『6月展』だった」と評している。多くの1年生が制作・出展をしたこと、それに加え訪れたプロによる展示の技術的指導があったこともあり例年以上に得るものが多かったからだ。
次回、凌美会が行う展示は7月7日の七夕祭の予定だ。
【写真下】石田さんの作品「椿」(6月16日・ともにギャラリー花六甲で 撮影=竹内勇人)
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