今年１月、東京ドームで行われたさくらボウルにて、見事日本一の栄冠に輝いたタッチフットボールチームＲＯＯＫＳ。しかし春リーグ決勝では宿敵武庫川女子大に１９－５２で大敗。春の全国大会、シュガーボウルへの３年連続進出を逃した。一方、ＲＯＯＫＳを破った武庫川女大はシュガーボウルで優勝した。【６月２４日　神戸大NEWSNET＝ＵＮＮ】

さくらボウルでの連覇を目指すＲＯＯＫＳにとって最大のライバルとなるのは、やはり武庫川女大だ。昨年の秋は東西大学王座決定戦で２１－１９と辛勝し、さくらボウル進出を決めた。今年、武庫川女大は昨年の主力が何人も残留。一方の神戸大はＱＢをはじめとして主力が多く卒業。戦力ダウンは否めなかった。その結果が練習期間の短かった春リーグの大敗につながってしまった。

武庫川女大は今春、シュガーボウルで優勝。ＲＯＯＫＳ主将の谷端（発達・３年）は会場まで試合を見に行き「目の前で優勝を決められて悔しかった。それに、もし自分たちが武庫川女大に勝っていたらこの場所にいれたのだと思うとさらに悔しい」と話す。しかし「実力差を見せつけられた。もっと努力しないと武庫女には勝てない」と自他の戦力差を冷静に分析。春リーグで見えた課題を消化しつつ、さらなるレベルアップを目指す。

秋リーグまでは残りおよそ３か月。ＲＯＯＫＳでは理想の選手像を紙に書き、自身の目標を明確にして練習に励んでいる。また、それによって周りの選手にも自分の目指すところを知ってもらえるし、それに近づいているか確認してもらえるという。「武庫川女大に勝って東京ドームに行き、自分たちの手で２連覇を成し遂げたい」と話す谷端。連覇へ向けてまずは宿敵、武庫川女大の打倒を目指す。