今回は前回の６人と比べてやや少ない４人がプレゼンを行った。中には海事科学部から来ておりビブリオバトル当日にやっとテストが終わったという学生も。テストとの兼ね合いで難しい日程だったが、時間をうまくやりくりして発表の準備を行ってきたようだ。各々は本の魅力を伝えるため熱意を込めてプレゼン。「どうしてこの本を選んだのか」「この本のおすすめポイント」などを語った。また、今回はテーマに「夏」を設定。「夏の寝苦しい夜に読んでほしい」「お祭り、焼き鳥といえば夏」など発表者は独自の解釈でおすすめ本と「夏」を絡ませていた。

　優勝した益井博史さん（理・４年）は前回のビブリオバトルを見に行っており、「前に見に行った時から出たかった」と話し、「やってみたら楽しかった」と笑顔を見せた。また、「体育会やサークルに入っていない人でも輝ける場だと思うので、ぜひ出てみてほしい」と話した。

　企画に携わった総合・国際文化学図書館職員の壽慶（じゅけい）麻里子さんは「みんな熱意をもって聞いてくれた」とうれしそうな表情。また「学生が主体となって動いてほしい。学生が企画して図書館が場を貸すだけとなるといい」とメッセージを送った。
【写真下】紹介された本（８月７日・総合国際文化図書館で　撮影＝高橋和弘）

　詳細は未定だが第3回も計画中で、11月に開催予定だ。