【男子ラクロス】因縁の立命戦、大勝で飾る ファイナル3進出決定

 試合終了とともに選手らは皆抱き合い、喜びを爆発させた。昨年ファイナル3準決勝で敗れた因縁の立命戦。神戸大は終盤に一気に立命を突き離し、13-7と大差をつけて勝利を収めた。

 「本当に気持ちのいい勝利です」。試合後、主将のMF亀田(経済・4年)は笑顔を浮かべた。

 昨年ファイナル3で敗れた因縁の立命。また、無敗同士の試合ということもあり、神戸大のOB・OGが多く駆けつけた。

 序盤は拮抗した試合。お互いに一進一退の攻防を繰り返し、前半を5-5で折り返す。

 転機となったのは第3Q。開始早々に立命にゴール裏から攻め込まれ、逆転を許す。しかしここでエースのMF辻(農・4年)が魅せた。辻はボールを持つと左サイドでDF陣を引き付け、逆サイドのAT井上(工・3年)にパス。これを井上が決め、同点に追いつくと、続く攻撃で敵陣中盤からオーバーの鋭いシュートを放つ。ボールはネットに突き刺さり、7-6と逆転に成功した。結局第3Qは8-7、勝ち越して第4Qに入る。

 勝ち越したことで「押せ押せムードになった」(亀田)という神戸大。迎えた第4Qで一気にオフェンス陣が爆発した。亀田のシュートを皮切りに、怒涛の5連続シュートを決める。終始攻撃の手を緩めることのなかった神戸大は13-7、大勝で宿敵を撃破した。試合後、亀田は「僕たちは人工芝には弱く、昨年から人工芝で勝てていない。他の施設を借りて、この日のために人工芝対策を施してきた」と勝因を話した。

 今回の勝利で、リーグ戦を1試合残してファイナル3進出を決めた。次の大阪大戦次第では無敗のリーグ戦となる。DFリーダーの吉田(発達・4年)は「チーム一丸となっていい形になってきている」とチーム状態を話した。躍進を続ける神戸大。その勢いは強まるばかりだ。

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