初の深江キャンパスでの開催を受け、会場への資材搬入や設営、終了後の撤収が不安視されていた六甲祭。各団体は工夫を凝らし、無事２日間のステージと、前後の苦難を乗り越えた。【１１月２７日　神戸大NEWSNET＝ＵＮＮ】

六甲祭実行委員会（六実）は、コンテナ付きのトラックを借りたことで運搬を効率化。前日午後、海事科学部の講義は六甲台のキャンパスと違い休講とはならなかったが、講義に支障が出ない範囲での活動は認められていたため、スムーズに準備が進んだ。撤収はプロコンサートが終わった後の午後６時から開始。丸１日ほど経った、翌日の午後７時に作業が完全に終了した。

また応援団も、例年同様２日間のステージ企画を披露。こちらは前日午後の講義があったことで準備の開始が遅れたものの、それ以外に特に問題は生じなかった。後夜祭ステージのフィナーレを午後５時と、例年よりも早めに切り上げることで撤収作業の時間を工面。応援団に加え吹奏楽部の協力も仰いだことで、およそ３時間後には撤収できた。

六実委員長の戸口田遥也さん（経済・４年）は「職員の方々が親身に協力してくださったおかげで開催できました。そして参加団体の皆様のおかげで多くの来場者に来てもらうことができました。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。応援団の伊藤マリ菜さん（医・３年）は「初めてのことが多く戸惑うこともたくさんありましたが、その分得たものも多かったと感じます」と振り返った。

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