プレゼンには５人の学生が参加。車や原付での登校を自粛する「ノーマイカー＆バイクデ―」や、古着の再利用を通じてリユースの精神を育成する「古着屋ＧＩ」などユニークなアイディアが発表され、審査員らをうならせていた。最優秀賞を獲得した近藤さんは「チラシの電子化」というテーマでプレゼン。大学内へデジタルサイネージの導入や、ビラの電子配信を提案した。過去にビラの手配りで苦労した経験からこのアイディアを思いついたそうで、ＰＤＦデータなどでビラを配信し、スマホなどで簡単に見れるようにするメリットを説いた。

この大会を主催した環境学生調査隊の代表、今橋陵さん（経営・３年）は「学生主体の環境活動をしていかなくてはいけない」と話す。この企画も学生に考えてもらいたい、という思いから発足したもの。過去には北海道大や千葉大へと視察に行っており、その際千葉大での活動に刺激を受けた様子。今橋さんは「千葉大では公的な文書の環境報告書も学生が作っていた。学内全体として学生主体の流れができていることに驚いた」と話し、今後の活動の展望を話していた。

今回、最優秀賞を獲得した企画は実現する可能性もある。近藤さんは「団体としても個人としてもアイディアはある」と話し、今後の活動に意欲をみせた。