2002年に成し遂げた関西5連覇。しかしその後は低迷、2008年には2部降格を経験するも、2年後に再び1部昇格。そこからは常にファイナル3に出場し、3年目の正直でついに関西制覇を成し遂げた。この躍進はチーム全体がうまくかみ合った結果だ。守備では関西リーグ最優秀選手のG渡里(農・4年)を中心に、DF吉田(発達・4年)らが堅い守りを見せる。ファイナル3決勝、立命館大戦ではDFのスタメン2人が負傷退場する緊急事態。それでも、控えの藤村(発達・2年)と角(経営・4年)が活躍する。層の厚さを見せた。
攻撃面ではエースのMF辻(農・4年)、AT沖田(国文・3年)らを中心に守備からの速攻を得意とする素早い攻めを見せてきた。
関西を制覇したが、全日本大学選手権では早稲田大に敗れ準優勝。「実力差で負けた」と話した主将の亀田(経済・4年)。レベルの高い関東のチームには一歩及ばず、神戸大初の優勝はならなかった。
しかし、この経験は来季への大きな糧となる。「2、3年生にとっては良い経験」と話すのは次期主将の沖田。「目指すべきところを肌で感じ取れたのは大きい」と収穫を口にする。一つ上のレベルを経験したことがチームへと大きな影響を与えている様子だ。4年生が残してくれた大きな置き土産。これを手に目標の「学生日本一」へと突き進む。
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