結成から2年。男女6人で“カオスで自由”をモットーに掲げ、既存のアカペラの枠に捉われないステージを目指してきた劇団ゴリ。その集大成とも言えるステージは笑いに包まれていた。「おもしろそう」であることを第一の基準として選ばれ、独特なアレンジが加えられた曲たち。曲と曲の間に挟まれるテンポの良いトーク。トークから続いて始まる劇。そんな他のアカペラバンドのライブでは見られない彼らの独自の世界観は、多くの観客の心を惹きつけていた。
様々な経験を積み辿り着いたステージでの彼らは生き生きと輝いていた。サークル内オーディションで思うような反応が得られず、苦労したこともあった。しかしその苦労があったからこそ、多くの観客を笑顔にするステージ作りに辿り着くことができた。観客の一人は「解散なんて寂しい。またいつか帰ってきてほしい。こんなに面白くて記憶に残るバンドは他にないと思う。」と話す。
「俺らが一番おもろいネタバンドや!」と語ったバンドマスターのずっしーさん(経済・3年)の言葉は、観客の心にもしっかりと刻まれたようだ。
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