厳夜祭はもともと、夜間主生による夜間主生のための学祭。例年は六甲祭の1日目と2日目の間に、午後5時から翌朝7時まで開催されていた。昨年で40回目を迎えた歴史あるイベントで、オールナイトでの開催が特徴だ。そのため厳夜祭の開催に関しては、「夜間主生がいること」という条件がある。しかし、大学が2004年を最後にに夜間コースの募集を打ち切ったため、 新たに入学する夜間主生が途絶えていた。実行委員会が確認しているなかで、まだ在籍している夜間主生は数人のみ。その夜間主生も今年の秋に卒業すると見られているため、開催が疑問視されている。
そんな厳夜祭の開催について、大学側と実行委員会の間で4月末に話し合いが行われた。話し合いに参加した学生によると、アルコールを許可する意味、オールナイトで開催する意味などを厳しく追及されたという。
昨年度までの実行委員会長で、話し合いにも参加した宮澤孟彰さん(国文・3年)は「厳夜祭の、あの場でしか味わえない空気を愛している。だからこそ厳夜祭を終わらせたくない」と話す。
年に一度の宴の場として学生だけでなく地域住民に親しまれている厳夜祭。宴の灯はこのまま消えてしまうのか。
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