駐輪登録は登録書を学生センターか各学部・研究科の教務に提出し、引き換えに登録シールを受け取ってバイクに貼り付ける仕組みだ。登録書にはバイクの車種・形式やナンバー、自賠責保険の満期年月を記載し、保険証明書も提示する必要がある。登録シールに学校名は記載されない。
駐輪登録実施のきっかけは、3年前の大学監査で学生のバイク利用についてルール作りの必要性を指摘されたことだ。特に自賠責保険の期限が切れた状態で学生がバイク事故を起こすと、大学の管理責任も問われかねない。指摘を受けて学務部学生支援課が全学部の駐輪場を調査したところ、約2000台あったバイクのうち5%程度が自賠責保険の期限切れ状態だった。掲示による指導を行ったが改善が見られなかったことから、登録実施に踏み切った形だ。学生支援課の担当者は「まず登録によって現状を把握することが第一の目的。違法駐輪の抑止にも効果があると考えている」と話す。今後は学生への自賠責保険の期限切れ連絡や、学内外の違法駐輪指導にも活用を考えているという。
バイクや自転車の駐輪登録は他大学でも既に実施されている。中には外部委託で未登録車の撤去を行う大学もあるが、コストや学生の理解を考えると神戸大での実施はまだまだ難しいという。二輪車と原付をそれぞれ登録した男子学生は「駐輪登録は他大でもやっているし仕方ない。シールも貼られるので学外での駐輪にも気をつけないといけない」と話した。
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