2014年度卒業式が25日、ワールド記念ホール(神戸市中央区)にて開催された。時折冷たい風の吹く晴れ模様の中、学部2715人、修士課程1202人、法科大学院73人の学生に学位が授与された。
福田秀樹学長は、「『頭のいい人』は、足の速い旅人。目的地にはすぐ到達するが、大切なことを見つけるのは、むしろ歩むのが遅い『頭の悪い人』だったりする」と、物理学者・寺田寅彦の言葉を引用。「当初は『出来が悪いだろう』と期待しなかった学生が、実験をこつこつと頑張って良い結果を出した」と、自身の大学での経験を述べた。「賢く立ち回ろうとせず、愚直に真正面に物事に取り組めば、ブレイクスルーは起こる」と、社会に巣立つ卒業生へと語った。
経済学部4年の男子は「4年間はあっという間だった。4月からは社会人として、自分のことは自分でできる大人になりたい」と話した。文学部4年の男子は「大学生になっていろいろな人に会え、視野が広がった。これから学んだことを生かして頑張りたい」と抱負を語った。
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