新歓祭が2日から3日まで、六甲台グラウンドで行われている。各部活サークルは新入生を囲い込むため必死の勧誘を展開。その雰囲気に圧倒される新入生も多い。一方で部員が少なかったり、立ち上がったばかりのサークルはアピールに苦戦する。
初日となった2日は快晴のもと桜も満開となり、格好の新歓祭日和となった。新入生を捕まえようと「ブースに来てくれるだけでいいから」と次々に近づいてくるサークルに、なかなか歩みを進めることのできない新入生の姿も。高校の同級生仲間だという新入生の女子2人は「連絡先は興味あるサークルしか教えない。面倒なら『後でブースに行きます』と言って撒く」とコツを覚えた様子だ。
賑わいを見せる他団体のブースを横に勧誘に苦戦するのは、武道サークルの杖道同好会。メンバーも10人前後で、毎年新入生の連絡先を手に入れるのに苦労する。主将の久保真登さんは「声をかけても反応が悪くて心が折られる。華やかな雰囲気を楽しみたくて新歓祭に来ている人もいますから」と苦笑いだ。新歓期は試合や稽古が忙しくイベントも打ちにくいという。「興味のありそうな人に絞って勧誘していく」と話す。
一方派手な迷彩服とエアガンの重装備で注目を集めるのは、昨年夏に立ち上がったサバイバルゲームサークルだ。代表の河野大輔さんは「とにかく知名度を上げたい。男子だけしかいないので女子にも入ってほしい」と意気込んだ。
新入生と各部活サークルの駆け引きは明日も続く。
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