◎深夜に落ち着きの場「夜カフェnotte」

 夜に集中して作業ができる場所が欲しいと思ったことはないだろうか。そんな人にうってつけのカフェ、「夜カフェnotte」がJR六甲道駅付近の六甲本通商店街の中にある。深夜に営業するワーキングカフェとして昨年12月にオープンし、注目を集めている。

 夜カフェは日曜日から金曜日の午後8時から日をまたいで午前2時までまで営業しており、スタッフは全員現役の神大生だ。コーヒー1杯400円で長居しても文句は言われない。さらにWiFi、コンセントが完備されており、パソコンの作業も楽にできる。このカフェのコンセプト「創造と挑戦の場をつくる」のとおり、空間を売りとしたカフェだ。

 利用する人は大学生が多く、1人で勉強をしに来る人やグループでミーティングをしに来る人などさまざまだが、サークルの代表を務めるような意欲の高い学生が多く集まるという。カフェがそういった学生同士の出会いの場となることもあるそうだが、基本的には集中して作業を進める人が多いため、店内は落ち着いた雰囲気になっている。カフェの雰囲気が気に入ってリピーターとなる人が多いのも特徴で、最近は満席になることも珍しくないそうだ。

 そんな夜カフェをオープンさせたのは現役の神戸大生の乾晃大さん(経営・4年)だ。自身が2年のとき、夜に集中して勉強できる場所が欲しいと感じたのをきっかけに、ツイッターで学生に対してアンケート調査を行い、需要があること確信して起業を決意。賛同してくれた仲間とともに物件、内装、メニューまですべて自分たちで考えて作り上げた。カフェの立ち上げには苦労したそうだが、乾さんは「意欲のある学生がここを利用してくれる姿を見るのが嬉しい」と話す。

 学生の起業は難しい。乾さんもその例外ではない。「たかだか数百万円のリスクを負えなかったら、いつ勝負するの」。とある飲食店の社長の勉強会で聞いたこの言葉が、悩んでいた乾さんの背中を押したそうだ。「何かを始めるのは怖いけど、大学生は失うものがない。全力で取り掛かれる気持ちがあるならやるべきだ」と乾さんは同じような志を持つ後輩にメッセージを送る。

 夜カフェでは、貸切でパーティーも開くことができる。コースは2500円からの飲み放題で、食事もサラダ、からあげ、ピザにパスタなどさまざまだ。主に土日開催で約15人以上から予約を受け付けている。サークルの打ち上げ、学部の飲み会などを行う際には一度考えてみてはいかがだろう。さらに現在乾さんは、貸切パーティーだけでなく、客足が減る日曜日や雨の日に行うキャンペーンなど、新しい企画も考えているそうだ。今後も夜カフェに目が離せない。

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