神戸大学硬式野球部が近畿学生野球2部リーグから1部リーグに昇格する。5月27日に行われた入れ替え戦で、1部最下位の大阪市立大を下し決めた。昨秋に2部へ降格していたため、半年での返り咲きとなる。
1部昇格への切符となる2部優勝を賭け戦った阪南大は、攻撃のレベルが高い強敵。神戸大は投手力と堅い内野陣を持ち味としている。優勝へは阪南大に2連勝するしか道はなく、勝敗はエースの岡畑(法・2年)に託された。140キロの直球とスライダー、制球力が武器の、冬に伸びたチームの成長株だ。
また、攻撃面のキーマンとしては佐治(発達・4年)が活躍。第一戦、1死2塁のチャンスに右線を破る適時三塁打を放った。1点を守りきり、優勝への流れを作ったという。
2部優勝後の入れ替え戦では大阪市立大と対戦。今季は不調だった井上祐(経済・3年)が昇格を賭けた大一番で好投した。終盤までは1点に抑えるが、八回1死満塁のピンチに右中間後方への大飛球を放たれる。ヒット性の当たりだったが、センター藤岡(経営・2年)がスーパーキャッチ。リードを守りきり、1部復帰を決めた。
試合回数の減る冬に、チーム全体でランニングを中心とした、基礎トレーニングを増量。精神面や肉体面を強化し、昨年苦しんだ接戦を制すチーム作りに努めた。
今秋の初戦は春に1部優勝した奈良学園大。副主将の佐治は「まずは1番強い奈良学園大から白星を取る」。開幕まであと2カ月だ。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。